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悩まない脳の使い方

精神的に辛い時の対処法5選|脳のメカニズムから紐解く最適な方法とは?

2021年3月14日

脳

サムライジマ@samuraijima @samuraijima

精神的に辛い時、体中がモヤモヤして何を考えてもマイナスなことしか考えられなくて、とても苦しいですよね。そんなとき、ポジティブに考えようと思っても前向きに考えることは難しいでしょう。

なぜなら、あなたの脳がポジティブに考えられる状態ではないからです。

だから、この記事では、あなたの脳をポジティブに考えられる状態に戻すために、「セロトニン」という安らぎや充足感をもたらす神経伝達物質を分泌させる方法をお届けしていきます。

この記事の内容

・精神的に辛い時のあなたの脳内
・精神的に辛い時の対処法5選

 

精神的に辛い時とはどんなとき?

辛い

精神的に辛い時、体中がモヤモヤして何を考えてもマイナスなことしか考えられなくて、とても苦しいですよね。あなたは、どんなことが原因で精神的に辛いと感じてしまっているでしょうか。

精神的に辛いとき

  • 仕事が山のように積み重なったとき
  • 上司や先輩からのいじめ
  • 職場でのハラスメント被害
  • 恋人からフられてしまった
  • 恋人の浮気を知ってしまった
  • 夫婦の問題を抱えている
  • 借金をどうしても返せない
  • 将来が不安でどうしようもない
  • 何をやってもうまくいかない
  • 漠然とした不安に陥っている

他にもいろんなことが原因で精神的に辛くて、苦しくなってしまうことがあると思います。そんなときは、無理に前向きに考えようとしても難しい。まずは、あなたの精神的な辛さを和らげることが最優先事項です。

 

精神的に辛い時のあなたの脳内はどうなってる?

脳

精神的に辛い時というのは、私たちの脳内では「セロトニン」が不足してしまっている状態だと言われています。

最近ではテレビや雑誌でも、精神の安定に大きな影響を与えている神経伝達物質として「セロトニン」という言葉を見聞きする機会が増えていますから、どんな物質かもう知ってらっしゃるのではないでしょうか。

セロトニンとは?

ノルアドレナリン(緊張感や危機感をもたらす神経伝達物質)やドーパミン(快感や意欲をもたらす神経伝達物質)の暴走を抑制して、心のバランスを整える作用があり、安らぎや充足感をもたらす神経伝達物質。セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、ストレスが溜まりやすくなって、イライラしやすくなったり、落ち込みやすくなると言われています。

 

あなたの脳内も、もしかすると「セロトニン」が不足してしまっていませんか?

 

実際には、機械みたいに脳を分解して「あぁ、確かにセロトニンが少ないな!」と、確認することは残念ながらできません。

だけど、どちらにせよ「セロトニン」には心のバランスを整える作用があって、安らぎや充足感をもたらしてくれますから、精神的に辛くて苦しい時は「セロトニン」を分泌させる方法をとるのが最適な方法と言っても過言ではありません。

「セロトニン」を分泌させれば、精神的な辛さを和らげることができるし、そうすれば、気持ちが整理されて前向きに考えることもできるようになりますから。

 

精神的に辛い時に取るべき対処法5選

精神的に辛い時、今すぐどうにかして欲しいことでしょう。だから、ここではセロトニンを増やす方法の中でも、「早寝早起きをする」「クリプトファンが含まれている食べ物をとる」「日光を浴びる」のように今すぐできないことは避けて、今すぐ簡単にできる方法だけをお届けします。

 

精神的に辛い時の対処法①:ホラー映画鑑賞

ホラー

精神的に辛い時の対処法の一つ目は、ホラー映画鑑賞をすることです。実は、セロトニンの性質の一つに、感情が急激に動いた後に分泌されるというものがあります。

たとえば、「大切なものをなくしたと思って焦ったけど、見つかってほっとした。」みたいな経験があるんじゃないでしょうか。その「ほっとした」というときが、あなたの脳内にセロトニンが分泌された状態です。

ホラー映画を見て、恐怖のどん底を味わうことで恐怖を抑制するためにセロトニンが出ますから、そのあと現実に戻ってきたときにほっとした気持ちをしっかり味わってみて下さい。そうすると、精神的な辛さが和らいで、考えを整理しやすくなりますから。

 

精神的に辛い時の対処法②:マッサージ

マッサージ

精神的に辛い時の対処法の二つ目は、マッサージをしてもらうことです。普通のマッサージより痛めのマッサージがより効果的です。

セロトニンの性質にはもう一つあって、痛みを感じた後にも分泌されるというものがあります。これは、痛みを抑えるために鎮痛効果があるβ-エンドルフィン(神経伝達物質)が出て、そのあとに神経伝達物質の暴走を抑制する働きをもつセロトニンが分泌されます。

もしかすると、「マッサージを受けたあと、身も心もスッキリした。」みたいな経験があるんじゃないでしょうか。その「スッキリした」というときが、あなたの脳内にセロトニンが分泌された状態です。

「タイ古式マッサージ」や「ほぐしの達人」、「Re.Ra.Ku」、「てもみん」どこでもいいですから、強めにマッサージしてもらうように言って、終わったあとのスッキリした感覚をしっかり味わってみて下さい。そうすることで、精神的な辛さが和らいで、落ち着いて考えることができるようになりますから。

 

精神的に辛い時の対処法③:ストレッチ

ストレッチ

精神的に辛い時の対処法の三つ目は、ストレッチをすることです。理由はマッサージと同じで、セロトニンは痛みを感じた後に分泌されるという性質があるからです。

ストレッチには、いろんな種類があるみたいですが、種類は問いません。やりやすい種類のストレッチで、自分の体の中で、硬いと思われる箇所を「イタタタタ」くらいまで伸ばしてみましょう。怪我をしない程度、「イタ気持ちいい」くらいにとどめておいてください。それでも十分セロトニンは分泌されますから。

セロトニンを分泌させることで、精神的な辛さがやわらいで、気持ちを整理することができるようになりますよ。

 

精神的に辛い時の対処法④:絶叫マシン

ローラーコースター

精神的に辛い時の対処法の四つ目は、絶叫マシンに乗ることです。理由は、思いつくなかで絶叫がもっとも感情を急激に動かせるものだからです。

「絶叫マシンに乗って叫びまくったあと、今までのストレスがどこかに飛んで行ったくらいスッキリした。」みたいな経験があるんじゃないでしょうか。その「スッキリした」というときが、あなたの脳内にセロトニンが分泌された状態です。

セロトニンを分泌させることで、精神的な辛さがやわらいで、客観的に考えることもできるようになりますよ。

 

精神的に辛い時の対処法⑤:ランニング

ランニング

精神的に辛い時の対処法の五つ目は、ランニングをすることです。ランニングで苦しい状態が一定時間以上続くと、脳内ではその苦痛を軽減するためにβ-エンドルフィンが分泌されます。そうなると、このあとには神経伝達物質の暴走を抑制する働きをもつセロトニンが分泌されます。

セロトニンを分泌させることで、精神的な辛さがやわらいで、前向きな考えをすることもできるようになりますよ。

ちなみに私の経験上、走り始めて20分~30分くらいたったころにβ-エンドルフィンの分泌を実感できます。だから、ランニングをするなら最低30分以上は走ることをおすすめします。

 

まとめ

精神的に辛い時の対処法として、手軽にセロトニンを分泌させる方法を5つお届けしました。

精神的に辛い時の対処法

・ホラー映画鑑賞
・マッサージ
・ストレッチ
・絶叫マシン
・ランニング

5つ全てやったほうがいいわけじゃなくて、あなたがやりやすかったり、効果を期待できそうだと思うやつだけでかまいません。どうしても苦手なことや、体への負担を考えると厳しいこともあるでしょうから。

今回お届けした方法、ホラー映画鑑賞、ストレッチ、ランニングはやろうと思えば、少なくとも15分以内には始めることができます。マッサージだって夜遅くまで開いてるところもありますから、すぐにできるでしょう。絶叫マシンは今すぐ乗れなそうに思うかもしれませんが、明日乗ることはできます。仕事や用事で行けないというのはナシですよ。精神的な辛さが限界をむかえて、取り返しがつかないことになるくらいなら、仕事や用事なんてすっぽかしてもいいのではないでしょうか。

この記事が、あなたの笑顔を取り戻す力になれることを願っています。

  • この記事を書いた人

samuraijima

1993年、福岡県生まれ。「職場のメンタルヘルスケア」を考える人。20歳から26歳まで会社員として働くなかで、社会が取り組む職場のメンタルヘルス対策に違和感を覚える。「この世は生きづらい」と感じている人に向けて、脳のメカニズムを中心とした悩みを紐解く糸口となる情報をお届けしています。

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