もうこんな同僚たちには耐えられない...
こういう思いから、職場の人間関係の悩みを断ち切るために転職したはずなのに、転職先の会社でもまた、上司・同僚・部下との関係で悩むことになってしまう人がいらっしゃるのはご存じですか?
この記事の内容
- 転職先でもまた人間関係で悩んでしまう人の特徴
- 人間関係の悩みが理由での転職は悪いのか
- 新しい職場ではもう人間関係で悩まないための方法
転職で人間関係をリセットしようとして失敗する人の特徴
前の会社では人間関係がうまくいっていなくて疲れたから、のびのびと働きたいと思って転職したはずなのに...
想像していた未来はおとずれず、前の会社のときと同じように人間関係で悩んでしまう人がいます。
その人たちには、3つのうちいずれかの特徴がありました。
3つの特徴
- 会社に貢献しようとする意識がない人
- すべて相手のせい周りのせいにする人
- どこでもいいから転職しようとする人
特徴①:会社に貢献しようとする意識がない人
まず、1つ目の特徴は自分の利益や自分が楽をすることしか考えていなくて、会社やチームに貢献しようとはしない人です。
自分の利益しか考えない例
・めんどうな仕事はすぐに人に任せる
・仕事がこないように忙しいフリをする
・同僚の仕事は決して手伝わない
人の脳は自分が得をすることしか考えていない人を嫌悪してしまう特性があります。
それは、こちらが損するかもしれないという防衛反応がはたらくから。
自分の利益や自分が楽をすることしか考えない思考のまま転職しても、残念ながらまた同じ道を歩んでしまうことになってしまいます。
特徴②:すべて相手のせい周りのせいにする人
二つ目の特徴は、ミスやトラブルが発生したときに、すべてを相手のせい周りのせいにする人です。
相手や周りのせいにする例
・○○さんがこうするように言ったから...
・□□くんに邪魔されたから...
・忙しくてやる時間がなかったから...
私は、相手のせいや周りのせいにしているひとを快く思っている人を見たことがありません。
もし、いらっしゃったら教えてください。
特徴③:どこでもいいから転職しようとする人
三つ目の特徴は、今の職場から離れたいという気持ちが先走って、どこでもいいから転職しようとしてしまう人です。
何が悪いかと言うと、今の職場から離れたい一心で下調べを怠って、避けられる危機も避けられなくなってしまうから。
転職先の会社が...
・古い考え方が蔓延した職場
・常に忙しくて余裕がない会社
・ハラスメントが横行している会社
転職先がこんな会社だったら高確率で、また、人間関係で悩むことになってしまいます。また同じような目に遭わないためには、しっかり転職先の下調べをすることが大切です。
転職で人間関係をリセットしようとするのは悪いこと?
ここまで、転職で人間関係をリセットしようとして失敗する人の特徴をお伝えしてきました。
しかし、そもそも、転職で人間関係をリセットしようとするのは悪いことなんでしょうか。
決して悪いことではありません。
なぜなら、壊れた人間関係を修復するための万能な方法なんて存在しないから。
人によって何を好み、何を嫌うかは違うため、どんなに手を尽くしても壊れた人間関係が修復できる保証はどこにもありません。
確実に人間関係の悩みから解放される方法は次の2つだけ。
2つの方法
- 前頭連合野を優位にする(マイナス感情を鎮める脳の使い方をする)
- 環境を変える
だから、転職で人間関係をリセットするのは環境を変えることになるから、人間関係の悩みから解放されるためには効果的な方法です。
■ちなみに■
心の状態と仕事のパフォーマンスに関する研究結果を紹介します。
研究結果
アメリカ・イリノイ大学の名誉教授の研究報告では、幸福感の高い人は、そうでない人よりも、生産性が31%、売り上げは37%、創造性は3倍も高くなったと報告された。
裏を返すと、幸せに働いている人に比べて悩みを抱えて働いている人は、生産性が0.76倍、売り上げは0.73倍、創造性は0.33倍しかないということです。あなたの力を最大限発揮するためにも、転職で人間関係をリセットするのは決して悪いことではありません。
転職で人間関係をリセットして理想の人生を手に入れる方法
ここまで、「転職で人間関係をリセットしようとして失敗する人の特徴」と「転職で人間関係をリセットしようとするのは悪いことなのか」についてお伝えしてきました。
ここからは、どうやったら新しい職場では人間関係で悩まなくてすむのか、効果的な3つの方法を紹介していきます。
3つの方法
- 転職前にオフィスを見学させてもらう
- 職場では論理的思考を心がける
- 会社・チームへの貢献を意識して働く
方法①:転職前にオフィスを見学させてもらう
まず、雇用契約を結ぶ前に、あなたが実際に働くオフィスや事業所を見学させてもらって、自分の目でしっかり確認してください。
その会社で働いている人の表情や雰囲気、挨拶を笑顔で返してくれるかなど、事前に確認できることを確認しておけば、
転職後に...
・ブラック企業だった
・変な同僚ばっかり
・上司はパワハラ野郎
こういう末路を少しでも回避することができますから。会社側から職場見学を持ち掛けられなかったとしても、あなたから見学を申し出てください。
職場や働く人の雰囲気を確認できるだけでなく、あなたの満ち溢れるやる気をアピールすることができて一石二鳥です。
方法②:職場では論理的思考を心がける
仲良くなった同僚と休み時間に楽しく話すときは別として、仕事をしているときは論理的思考を心がけてください。
理由は、あなたの主張する意見を上司や同僚に納得してもらいやすくなるから。
たとえば、毎日やっている職場の掃除回数を減らしたいと考えた場合、
感覚的に意見を主張した場合
そんなに汚れていませんし、みんなも毎日掃除をやりたくないでしょうから、掃除の回数を減らしてもいいですか?
論理的に意見を主張した場合
掃除の回数を火・金の二回に減らしたいです。
なぜなら、人の出入りが多い週の始めと1週間分の汚れが溜まった週の終わりに掃除をしておけば清潔さは保たれますし、削減された15分×3日の45分を仕事に使うことだってできます。
だから、掃除を火・金の二回に減らしてもいいですか?
このように、思ったことの根拠を考えたり、筋道をたて考えたりしておけば、あなたが意見したり主張するとき、相手に納得してもらいやすくなります。
方法③:会社・チームへの貢献を意識して働く
三つ目の方法は、自分の損得で行動するのはやめて、会社やチームへの貢献を意識して働いて下さい。
Aさん
立ち寄った国々が直面している問題を解決したり、仲間を守るために戦ったりするモンキー・D・ルフィみたいな人
Bさん
富と名声を手に入れるために、あの手この手を使って自分の損得でしか行動しないその他の海賊たち
働くことにおいても一緒で、自分の損得でしか行動しない人よりも、会社が抱えている問題を解決しようとしたり、同僚が働きやすいように尽力したりする人と一緒に働きたいと思うものです。
まとめ
転職先してもまた悩む人の特徴
・会社に貢献しようとする意識がない人
・すべて相手のせい周りのせいにする人
・どこでもいいから転職しようとする人
人間関係を理由に転職、悪い?
決して悪いことではありません。
確実に人間関係の悩みから解放される方法は、
- 前頭連合野を優位にする(マイナス感情を鎮める脳の使い方をする)
- 環境を変える
この2つしかないから、人間関係の悩みから解放されるためには転職は効果的。
転職先で、もう悩まないためには
・転職前にオフィスを見学させてもらう
・職場では論理的思考を心がける
・会社・チームへの貢献を意識して働く
総務省統計局が発表しているデータでは日本の事業所数は約557万社(平成28年)とされています。(実体の有無は別として)
日本だけでもこんなに職場があるわけですから、あなたにピッタリの職場は必ず見つかりますよ。