とっとと会社を辞めたいけど、なかなか言い出せない...
この記事は、会社を辞めることはもう決めている、だけど、会社に退職の意志を伝えることが気が重くて伝えられないと悩んでいる人に向けて書いたものです。
この記事の内容
- 会社を辞めたいけど言えないときは退職想定問答集を作ること
- 会社を辞めたいと言うベストなタイミングは「朝の始業前の時間」「業務終了後の時間」
会社を辞めたいけど言えない理由とは?
会社を辞めたいけど「会社を辞めたい」と言えないとき、頭の中がそのことで支配されてしまって、モヤモヤとした気持ちが続いてとても苦しいですよね。
まずは、会社を辞めたいけど言えない理由は何なのか整理してみましょう。
会社を辞めたいと言えない理由
- 上司に言うのが気が引けてしまう
- 引き止められるのがうっとうしい
- 退職日まで気まずくなりそうで嫌
- 同僚たちへの申し訳なさがある
大きく分けるとこんな理由が当てはまるんじゃないかと思いますが、大なり小なり全部の理由が絡み合って、あなたの「会社を辞めたいけど言えない」を作り出しているのではないでしょうか。
この中でも、強い要因は「上司に言うのが気が引ける」「引き止められるのがうっとうしい」。
私自身や私より先に会社を辞めていった同僚や先輩たちの当時の悩みも、この2つの要因が大きく占めていました。
この要因を踏まえて、会社を辞めたいけど言えないときの対処法を紹介していきます。
会社を辞めたいけど言えないときの対処法
会社を辞めたいけど言えないときの対処法は、退職想定問答集を作ることです。退職の申し出をすると、必ずと言っていいほど引き止められることになります。
ちなみに、私は合計10回くらい面談がありました。会社によってまちまちだから、回数は参考にならないでしょうけど、数々の引き止めを乗り切るための問答集があれば、自信を持って「会社を辞めます」と言うことができますよ。
会社を辞めたいと言うための退職想定問答集|転職先が決まっている場合の例
会社を辞めたいと言うための退職想定問答集は、頭の中で思い浮かべるだけだと、頭の中がこんがらがってしまって悩ましいですから、Excelなどに思いついた内容を徹底的に書き出していけば、スッキリして自信が湧いてくるでしょう。
ただでさえ人手不足なのに君に辞められたら困っちゃうよ。 |
→会社の状況も重々承知していますが、実際、社員が病気やケガで急に働けなくなる可能性もありますから、どうしたら人手不足が解消されるのか、私が退職するまで私にも一緒に考えさせてください。 |
後任が決まるまで待ってもらえない? |
→次の会社の勤務開始が4月1日からなので、有給消化の1週間と引き継ぎに1週間はかかりますから、3月15日までに後任を決めてもらえれば、全然大丈夫ですよ。 |
転職しても大変さは変わらないよ? |
→転職は、また一から仕事を覚えないといけないから、今より更に大変になると思います。課長みたいに仕事をこなしていくには、どんなことを意識すればいいんでしょうか。 |
そんな会社に転職するくらいなら、うちにいたほうがもらえる給料は多いぞ。 |
→それは残念でなりません。こんなに給料を払ってくれていた会社を去ることが心苦しいです。 |
今辞められると君に損害賠償を請求しないといけなくなるけど、それでも辞める? |
→それでも、辞めますが、損害賠償についてはじっくり考えられたほうがいいと思いますよ。退職した社員に不当な損害賠償を請求して、退職した社員から逆に訴えられて、裁判所が慰謝料の支払いを会社に命じた判例もありますから。 |
これは、たとえに過ぎませんから、思いつく引き止めの言葉をすべて書き出して、自分の思う回答を整理してみましょう。
会社を辞めたいと言うための退職想定問答集|とにかく会社を辞めたい場合の例
ブランクがあるとどこも雇ってくれないぞ! |
→最近はどうも時代が変わってきているみたいなんですよ。働いていない期間に何をしていたかや、その理由によっては再就職できないなんてことはないみたいですよ。 |
他の部署に異動できるように掛け合ってみるけどどう? |
→部署の異動って希望したらできるんですね!少し前に○○部に異動したいって言ってた人がいましたから、まだその気があるか聞いてみてもいいですか? |
給料を上げるから考え直せないか? |
→給料が低いから退職しようとしてると思われてるなんて、なんだか悲しいです。 |
取引先に迷惑がかかるけどそれでもいいの? |
→取引先とは、個人的に取引していたわけではなくて、○○株式会社の社員として接しておりまして、私が辞めてもその関係が変わることはありませんから、何も問題はありません。 |
このプロジェクトが終わる来年まで待ってみろよ。 |
→それまで待てなかったから、こうして面談させていただいているんです。 |
上司からの質問に回答したあと、それに対して上司は鋭い指摘・追加質問をしてくることでしょうから、こう言ったらこう言われるだろうという想定も広げながら作っていくと、最強な退職想定問答集が出来上がりますよ。
会社を辞めたいと言うベストなタイミング
退職を引き止められたら「こう言う」というのが決まったら、あとは、会社を辞めたいと言うベストなタイミングを見計らうこと。ベストなタイミングは、上司に余裕があるときかつ、上司の近くに同僚があまりいないときです。
おすすめのタイミング
- 朝の始業前の時間
- 業務終了後の時間
理由は、日中の業務時間内だと、忙しくて退職の話を逸らされてしまったり、同僚に退職の意志が知れわたって上司の心証を悪くする可能性があるからです。
退職の意志を伝えるのは、朝の始業前の時間や業務終了後の時間のように、上司に余裕があるときかつ、上司の近くに同僚があまりいないときに、同僚に聞かれずゆっくり話せる会議室で伝えることがベストです。
どうしても「会社を辞めたい」と直接言えないときは?
ここまできても、どうしても「会社を辞めたい」と上司に直接言えない場合は、メールで伝えるしかありませんね。
一般的に退職の意思は直接伝えるのがマナーとされています。だから、できるかぎり直接、口で伝えたほうがいいのでしょうけれど、どうしても伝えられなくて思い詰めてしまってはいけませんから、直接言うのが苦しいときはメールで伝えることにしましょう。
それでも、メールで伝えるのも気が引けるというのなら、最終手段の退職代行サービスを頼るしかないでしょう。
退職代行サービスを利用すれば、メールの内容を考えることに悩まされることもないですし、退職代行業者によっては、希望すれば会社とのやり取りも仲介してもらうことができます。
お金を払って楽に退職するか、タダで気が重いことをするか、悩ましいところですね。
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