ここまで耐えたんだから、退職してからしばらく休みたい!というその気持ち、ものすごく分かります。山のような仕事量に押しつぶされそうになったり、職場の人たちとうまくいかなくて逃げ出したくなったり。人生は長いんですから、この際、しばらく休んでみませんか?
この記事で解決できるお悩み
- 退職後しばらく休みたいけど不安
- ゆっくりするとデメリットがありそう...
- 退職後しばらく休みたいけどお金が...
この記事では、退職後しばらく休みたいという人に向けて「退職してから仕事をしないで過ぎた1年間の体験記」→「しばらく休んで『良かったこと』と『悪かったこと』」→「退職後しばらく休むときに注意しておくポイント」の流れでお話ししていきます。
と、その前に。何の準備もなしに退職してしまったら、必ずお金に困ることになります。そうならないために、『退職してから受け取れるお金』をしっかり計算しておくことをおすすめします!
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退職後しばらく休みたいと思うのは甘え?
まず、そもそも退職後しばらく休みたいと思うのは「甘え」なのかな?と心配になることがあると思います。
だけど、安心してください。退職してからしばらく休みたいと思うのは、甘えじゃなくて勇気ある一歩です。
甘え?
甘えじゃなくて、勇気ある一歩。
なぜなら、不満を感じている現状を変えようとして、口だけじゃなく、しっかり行動にうつそうとしているからです。
たとえば、世の中には、次から次にわんこそばのようにふりかかる仕事に限界を感じていたり、ジャイアンみたいに強引な上司に嫌気がさしていたり...このまま今の仕事を続けていても幸せになれない!と不満を感じながらも、自分を押しころしながら会社に居続ける人もいるわけです。
その人は、少しきつい言い方をすると、環境を変えることが怖いから現状を維持しようとして、会社を辞めたり転職したりできずに会社に居続けているんです。
退職した後しばらく休んだとしても、そのあとは必然的に新しい道に進んでいくことになります。だから、甘えなんかじゃなくて、勇気ある一歩だと私は思います。
退職してから仕事をしないで過ぎた1年間【体験記】
さて、冒頭でもお伝えしたように、私はかつて、大手企業を退職してから1年間くらい無職をしていました。ゆっくりとした時間を過ごしながら、自分が本当にやりたいことや自分らしい生き方を見つけていくことも、良い人生に繋がる重要な1ページになりますよ!
海外を思いのままに旅をする
6年間働いた会社を退職。そして、諸々の手続きを終わらせたあと、ヨーロッパ~イスラエル~ヨーロッパ~東南アジアというルートで、行きたい国に思いのままに旅をしました。
そこで感じたことは、今まで「人にどう思われるかを気にしすぎていた」ということです。
たとえば...
- 電車の中で電話に出ると白い目で見られるからやめておこう
- タバコを吸いたいけど嫌がられそうだから我慢しよう
- 仕事中にスマホを触ったらサボってるように思われそう
たしかに、マナーとか常識とか法律では縛れないルールが大切なのも分かります。だけど、「人に悪く思われないようにしないといけない」みたいな、見えない縛りに生きづらさを感じてしまっていました。
それなのに、例えばヨーロッパだと、電車の中で大声で電話してる人ばっかりだし、綺麗な女性が歩きタバコをしながら吸い殻をポイ捨てなんて普通の光景でした。日本だと「女性はタバコを吸ってはいけない」みたいな風潮だってありますよね。
また、東南アジアでは、お店の店員さんやタクシーの運転手さんなんかは、みんなスマホでチャットやゲームをしながらお仕事をしているんです。
どっちが良いとかではないのかもしれないけど、みんな自分の気持ちに正直に生きて、それをみんながお互いに許しあっているっていうのも素敵で生きやすいんじゃないかなと思います。
▼テルアビブビーチ(イスラエル最大の都市)
▼死海(塩分濃度30%の塩湖)
国内を思いのままに旅をする
ヨーロッパ、中東、東南アジアを旅したあとは、日本の良いところを探そうと思って、千葉~愛知~京都・奈良~広島~熊本というルートで、行きたいところに思いのままに旅をしました。
そこで感じたことは、「日本には無数の働き方がある」ということです。
出会った人たち
- 大自然に囲まれながらマンゴーを作っている人
- 移動販売車で海鮮丼を売り歩いている人
- 旅をしながら動画編集で生計を立てている人
みんな、自分に合ったライフスタイルを見つけて、いきいきと仕事をしていました。それなのに会社員時代のお給料より稼いでいるそうで、正直、嫉妬してしまいましたね。
他にも、飲食店のアルバイトと引っ越し屋さんのアルバイトを掛け持ちでやっている人なんかもいました。実はこの人、キッチンカーでカレー屋さんをやるための事業資金を稼ぐために、四六時中働いているのだとか。
私は、20代半ばにしてようやく『一人一人、それぞれの働き方があるんだ』と気付くことになりました。大企業でサラリーマンをしていると、なかなか気づけないものなんだと思います。
今まで固執していた「会社員として働くこと」とは、「日本にある無数の働き方」の中のたった一つに過ぎない、ということに気づけて本当に良かったです。
無職をしっかり堪能して飽きた
日本中を旅した後は、しばらくお家でゆっくりしてみました。
朝は9時・10時くらいに起きて、ゆっくりと優雅な朝食を食べ、おひさまのもとでお散歩をしたりランニングをしてみたり。それから、テレビを見ながらお昼ご飯を食べて、気のすむまで映画やyoutubeを見て、午後3時くらいになるとおやつを食べてみる。
こんな生活は憧れでしたけど、実際は、1~2週間くらいで飽きます。
そして、無職をしっかり堪能した後、お友達がやってる会社でアルバイトをしてみました。
アルバイト
- 漁師
- 家具屋
- アイス工場
- 農園
- 運送業
久しぶりに働いてみると、意外にも『働く』って素晴らしいな、楽しいなって思えるようになったんです。そして、嬉しいことに「これだ!」と直感的に惹かれる事業にも巡り会って、今では、小さいながらも会社やっていくことができています。
退職してから無職をしていた1年間を振り返って言えることは、ゆっくりとした時間を過ごしながら、自分が本当にやりたいことや自分らしい生き方を見つけていくのも、きっと良い人生に繋がる重要な1ページになりますよということです。
退職後しばらく休んで良かった3つのこと
さて、退職後しばらく休みたいとは思っても、まだまだ不安はぬぐえていませんよね。ここでは、私が思う「退職後しばらく休んで良かったこと」を3つご紹介します。
良かったこと3つ
- 働くことの素晴らしさに気づけたこと
- 魅力的ないろんな人たちに出会えたこと
- やりたいこと・生き方が見つかったこと
良かったこと①:働くことの素晴らしさに気づけた
退職後しばらく休んで良かったことの一つ目は、働くことの素晴らしさに気づけたことです。
それまでの私は、仕事をしながら、毎日次のようなことを考えていました。
当時の頭の中
- 毎日仕事ばっかりしてバカみたい
- 給料上げてくれればもっと働くのに
- 一生仕事をしないで生きていきたい
だけど、無職をしっかり堪能しているときは、ストレスフリーではあるものの「今の自分は社会にとって無価値だよな」と思えて、なんだか申し訳ない気持ちになりました。
働いているときは気づけませんでしたけど、「働く」ことは、必ず誰かの役に立っています。自分の頭や体をつかって社会に価値を提供することは、本当に素晴らしい。これに気づけて、無職を堪能した甲斐がありました。
良かったこと②:魅力的ないろんな人たちに出会えた
退職後しばらく休んで良かったことの二つ目は、魅力的ないろんな人たちに出会えたことです。
魅力的な生き方をしている人の『考え』を聞くと、目の前の世界が広がったような感じがして、ワクワクした気持ちが湧きおこるんです。
出会った人たち
- 大自然を愛するマンゴー農家さん
- 海鮮丼のキッチンカーをやってる人
- 旅をしながら動画編集をしている人
- シルバーアクセサリーを作ってる人
- こだわりが強い陶芸家のおっちゃん
- 日本が好きで移住したブラジルの人
- …
サラリーマンを続けていたら、出会うことはなかっただろうし、出会ったとしても仲良くなることはできなかったと思います。
だから、退職して無職を堪能したことで、いろんな生き方に興味がわいて本当に良かったと思います。
良かったこと③:やりたいこと・生き方が見つかった
退職後しばらく休んで良かったことの三つ目は、やりたいこと・自分らしい生き方が見つかったことです。
もうそろそろ気づいてらっしゃると思いますが、やりたいことや自分らしい生き方を見つけるのって、かなり難しいですよね。
たとえば、中学校に入学すると部活動に入ると思います。サッカー選手に憧れてサッカー部に入ってみたけど、なんか違った。なのに、大人が「一度決めたことは最後までやれ」とか言うから、3年間も嫌々サッカーをやる。こんなのよくあることですよね。
全ての部活を1~2週間ずつやってみる。
やりたいことや自分らしい生き方を見つけるのも同じだと思うんです。私の場合、会社を辞めていろんなところに旅をして、いろんなアルバイトもしてみて、そこでようやく見つけることができました。
やってみてなんか違ったら、また辞めてもいいじゃないですか。仕事を選べる権利があるんですから。
退職後しばらく休んで後悔した3つのこと
次は、退職後しばらく休みたいとはいっても、良いことばかりじゃないことも事実です。ここでは、私が感じた「退職後しばらく休んで後悔したこと」を3つご紹介します。
後悔したこと3つ
- 気づいたらお金が無くなっていたこと
- 結婚が遠のいてしまったこと
- 親に迷惑をかけてしまったこと
後悔したこと①:気づいたらお金が無くなっていた
退職後しばらく休んで後悔したことの一つ目は、気づいたらお金が無くなっていたことです。
海外を放浪しているときはお金のことなんて気にしていませんでしたけど、帰ってきて通帳を見たら60万円くらい減っていて、背筋が凍ってしまったのを覚えています。
収入がないのに貯金が減っていく精神的ダメージは想像以上のものです。みなさんは、こうならないように、退職してから受け取れるお金の手続きはしっかりしておいてくださいね!
詳しくは▼こちらの記事で解説しています。
後悔したこと②:結婚が遠のいてしまった
退職後しばらく休んで後悔したことの二つ目は、結婚が遠のいてしまったことです。
別に結婚の予定があったわけじゃないけど、いつかは結婚したいとは思っていました。それが1年遠のいたということです。
もしも、自分に娘がいたとして、その娘が「無職の男と結婚する」なんて言い出したら、絶対に反対して何が何でも止めるはずです。
だから、しばらくお休みするということは、その分だけ結婚が遠のいてしまうということは覚悟しておいてください。
後悔したこと③:親に迷惑をかけてしまった
退職後しばらく休んで後悔したことの三つ目は、親に迷惑をかけてしまったことです。
しばらく実家に住ませてもらっていたのですが、生活費は1円も入れていません。だって無職でしたから。そうなると、親の収入や貯蓄を食いつぶしていたわけですから、今思えば本当に申し訳ないですね。
また、「いい歳をした息子が無職で家にいる」なんて、会社の同僚や周りの人たちには知られたくないことだと思います。だから、人に聞かれるたびに嫌な思いをしていたことでしょう。
これは、本当に申し訳ない気持ちになりますから、無職をあんまり長く続けるのはおすすめしません。長くても1~2年くらいで、次の新しい人生を見つけましょう。
退職後しばらく“休んだほうがいい人”と“そうでない人”
私が退職してから1年間休んだ経験から言えることは、良いことも悪いこともありますということです。だから、みんながみんな、しばらく休んだほうがいいわけじゃないので、どんな人が退職後しばらく休んでもいいのかお伝えしておきます。
退職後しばらく休んだほうがいい人
私が思う、退職後しばらく休んだほうがいい人は、次のような人です。
しばらく休んだほうがいい人
- 働くことが精神的にきついという人
- どう生きていきたいか迷っている人
- 会社員じゃない働き方に興味がある人
働くことが精神的にきつい・辛いという人は、迷わず、退職してからしばらく休んだほうがいいでしょう。心や体を壊してしまったら、元も子もありませんから。
また、どう生きていきたいか迷っていたり、いろんな働き方に興味があったりする人は、退職したあとしばらく休みながら、自分の生きる道を探すのもいいでしょう。仕事や職場のことで頭がいっぱいなときは、自分らしい生き方を探す余裕なんてありませんから。
退職してもすぐに働いたほうがいい人
私が思う、退職してもすぐに働いたほうがいい人は、次のような人です。
すぐに働いたほうがいい人
- 今の会社が嫌なだけで働く意欲はある人
- 働いてみたい会社の候補がある人
- 会社員以外の働き方は考えられない人
今の会社が嫌なだけで働くことは嫌じゃなかったり、あの会社で働きたいという希望があったりする人は、転職するために力を注いだほうがいいでしょう。
また、とにかく会社は辞めたいけど会社員以外の働き方は考えられないという人は、退職したとしても早めに再就職をすることをおすすめします。お休み期間が長引くと、再就職に影響が出てくることもありますから。
退職後しばらく休みたいなら注意しておくポイント3選
さて、自分は「退職してからしばらく休む」と心に決めた人に向けて、注意しておくポイントを3つお伝えします。失敗しない人生の充電期間を過ごすために、今の私が気を付けたいと思う注意ポイントです。
3つの注意ポイント
- お金の心配をなくすこと
- 悪いお友達とは関わらないこと
- いつまで休むか決めておくこと
注意ポイント①:お金の心配をなくすこと
退職後しばらく休みたいなら注意しておくポイントの一つ目は、お金の心配をなくすことです。
貯金が減っていくストレスは想像以上のものですからね。
お金の心配をなくす方法は、「『失業保険』と『傷病手当』を組み合わせる」ことです。
この方法は、意外と知らない人が多いんです。当然、私も知らなかったから、みるみるうちにお金が無くなっていきました。だけど、これをやることで、退職後しばらく休んでいるときも、毎月15~30万円を最大で28ヶ月間も受け取ることができます。
あなたが、『失業保険』と『傷病手当』でいくらもらえるのかは、社会保険給付金サポートサービスをやっている退職コンシェルジュに無料相談してみてください。優しく相談にのってくれますよ!
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退職コンシェルジュについて、▼こちらの記事で詳しく解説しています。
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注意ポイント②:悪いお友達とは関わらないこと
退職後しばらく休みたいなら注意しておくポイントの二つ目は、悪いお友達とは関わらないことです。
仕事をしていないと、悪いお友達が寄ってきやすくなるのも事実です。それに、悪いお友達に誘われたとしても「仕事だからごめん!」と断ることができませんよね。
だから、あらかじめ悪いお友達から誘われたときに断る理由を考えておきましょう。そうすれば、悪いお友達とは関わらないですみますから。
注意ポイント③:いつまで休むか決めておくこと
退職後しばらく休みたいなら注意しておくポイントの三つ目は、いつまで休むか決めておくことです。
「疲れた心を休めるため」や「自分らしい生き方を探すため」など休む理由はいろいろあるでしょう。だけど、理由によらず、いつまで休むか決めておくことをおすすめします。
自分らしい生き方を探したとしても、必ず見つかるとは限りません。また、疲れた心を休めていても、今度はそれに慣れて働くことが億劫になってしまうこともあります。
だから、あらかじめ、いつまで休むか決めておきましょう。そうすれば、一生無職になってしまうことだけは避けられますから。
まとめ:退職後しばらく休みたいときは思いっきり休んでください!
以上、退職後しばらく休みたいという人へ、私が1年間お休みした体験と教訓をお届けしてきました。
結論は、「働くことが精神的にきついという人」や「やりたいこと・自分らしい生き方を見つけたいという人」は、会社を辞めてから思いっきり休んでみてくださいということです。
きっと、新しい人生があなたを待っていますから。
ただし、退職すると必ずお金の心配がいつも付きまとってきます。
だから、会社を辞める前に一度、退職コンシェルジュに無料相談してみて、退職してから受け取れるお金を計算してもらってください。ビックリするくらいのお金を受け取れる制度を知ることになりますよ。
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