こっちはこんなに頑張っているのにサボりやがって!
「休憩室の番人かのようにずっと休憩している人」「自分の仕事を人にさせてスマホゲームをする人」「仕事しているフリをして何にもやっていない人」仕事を真剣にやっている人からすると、こんな人が職場にいるだけでイライラしてしまいますよね。
私の体験をもとに、仕事をしない同僚にイライラしたときの対処法を、体験談をもとにお話していきます。
この記事の内容
- 仕事をしない同僚への対処法で失敗だった方法
- 仕事をしない同僚へのストレスを回避した方法
仕事をしない同僚—実働2時間の男―【体験談】
実際に存在した仕事をしない同僚、実働2時間の男の名前は小沢さん(仮名)。この同僚は上司に怒られても変わることなく、あの手この手を使って就業時間7.5時間の会社で実働2時間をなしとげていきます。
かつて私は、小沢さんと2人で同じ仕事を担当していました。その時の小沢さんの仕事のサボり方を紹介していきます。
仕事をしない同僚のサボり方①:トイレから長時間戻らない
仕事をしない同僚のサボり方の一つ目は、「トイレから長時間戻らない」です。むしろ「トイレに長時間こもる」この表現が正しいくらいでした。小沢さんは社用携帯電話の電源を切って、1日に2時間くらいはトイレにこもるんです。
もう、トイレにパソコンとデスクを設置してあげたくなってしまっていました。
ちなみに、トイレから離れられない病気の方もいらっしゃいますが、小沢さんの場合は単なるサボりでした。
仕事をしない同僚のサボり方②:オフィスから遠い休憩所を使う
仕事をしない同僚のサボり方の二つ目は、「オフィスから遠い休憩所を使う」です。小沢さんは上司に長時間休憩しているのがばれないように、自分のオフィスから遠い他部署の休憩所で1~2時間休憩していました。
もう帰り道を忘れて、迷子になって欲しいくらいでしたね。
仕事をしない同僚のサボり方③:スマホで遊ぶ
仕事をしない同僚のサボり方の三つ目は、「スマホで遊ぶ」です。小沢さんはオフィスにいても、仕事する振りをしながら机の下でこっそりスマホゲームするか、Twitterを見てるんです。小沢さんはおそらくスマホ依存症で、職場の電子機器持ち込み禁止エリアに行くときも手放せずに、そこでTwitterを見ていて、上司にスマホを没収されたことがあるほどです。
彼は、スマホを開発した人に心から感謝して、お礼の手紙を書いたほうがいいと思います。
仕事をしない同僚のサボり方④:忙しいフリをする
仕事をしない同僚のサボり方の四つ目は、「忙しいフリをする」です。小沢さんは大した仕事もないくせに、難しい仕事が来ると急に忙しいフリをするんです。どんな仕事を抱えているか聞いてみると、10分もあれば終わるような仕事。10分で終わる仕事を何時間もかけて終わらせるのは、それもそれでさぞ辛かったことでしょう。
仕事をしない同僚のサボり方⑤:退社時間は必ず守る
仕事をしない同僚のサボり方の五つ目は、「退社時間は必ず守る」です。ただでさえ仕事をしなくて、私が小沢さんの分の仕事までやっていたわけですが、ほぼ二人分の仕事ですから定時までに終わるわけがありません。だけど、小沢さんはどんなに仕事が残っていても定時でこっそり帰ります。いつ帰ったのか分からないくらいこっそりと。
仕事をしない同僚のサボり方⑥:3日に一回は遅刻する
仕事をしない同僚のサボり方の六つ目は、「3日に一回は遅刻する」です。ウソみたいな話ですが、本当なんです。その会社にはタイムカードがなかったので、労働時間は自己申請すればよくて、仕組み上、遅刻・早退という記録が残りません。その裏をかいた犯行か、本当に連続寝坊のポンコツだったのかはわかりませんが...
この6つの方法を組み合わせれば、実働2時間なんて余裕でなしとげられます。当然、小沢さんは毎日上司に怒鳴られていましたが、それでも懲りずに実働2時間を実現する男。
仕事をしない同僚への対処法【失敗だった方法】
ここで、仕事をしない同僚へイライラしないための対処法で失敗だった方法を紹介します。これをやってしまうと、イライラが増していくか、イライラの対象がかわるだけですから、残念ながら根本的な解決はできませんでした。
失敗だった方法
- 同僚の意識を変えようとする
- 上司にどうにかしてもらおうとする
- 配置換えをしてもらう
失敗だった方法①:同僚の意識を変えようとする
仕事をしない同僚の意識を変えようとするのはイライラが増してしまうだけでした。
なぜなら、注意しようがお願いしようが頑張っている姿を見せつけようと、人の意識は簡単には変えられないから。
だから、「何回も言ってるのに何で分からないんだ!」「こんなに負担がかかってるのに何で平気なの?」こんな風にイライラが増してしまうだけでした。
数回注意しても変わらないときは、自分のためにも同僚の意識を変えようとすることはやめたほうがいいでしょう。
失敗だった方法②:上司にどうにかしてもらおうとする
仕事をしない同僚を上司にどうにかしてもらおうとするのは良い方法とは言えません。
なぜなら、たとえ上司が同僚に注意したり、罰を与えたりしたとしても、同僚が心を入れ替える保証はどこにもなくて、イライラの矛先が上司に向かってしまうだけだからです。
矛先が上司へ...
- 同僚がまだサボるのは上司のせい
- 上司は部下の管理ができていない
- 上司は私の大変さが分かってない
相談するのは全然問題ありませんが、相談したから上司がどうにかしてくれると思ってしまうと、結局イライラの対象が上司に変わるだけで、自分の辛さはそのままになってしまいます。
失敗だった方法③:配置換えをしてもらう
仕事をしない同僚に我慢の限界で、配置換えをしてもらうのは一見良さそうに見えますね。
だけど、結局は他の同僚の手抜きが目について、イライラの矛先が他の同僚に変わるだけでした。
なぜなら、人が入れ替わってもサボる人はどの組織にも一定数は存在するからです。「働きアリの法則(2:6:2の法則)」が本当かどうか分かりませんが、間違いなく今まで目につかなかった人のサボりが目につくようになります。
働きアリの法則
組織では、よく働く人と、普通に働く人と、ずっとサボっている人の割合は、2:6:2になる。
仕事をしない同僚へのストレスを回避した方法
結局、どうしたら仕事をしない同僚へのストレスを回避できたかというと、自分の脳と向き合うことに限ります。イライラさせられていると思っていても、本当はイライラしているのは自分の脳ですから。
ストレスを回避した方法
- 意識を自分に向けてみる
- 自分の信念を疑ってみる
- 仕事を重要なものから外す
方法①:意識を自分に向けてみる
仕事をしない同僚へのストレスを回避した一つ目の方法は、意識を自分に向けてみることです。
仕事をしない同僚にイライラしたとき、それまでは、「なんでこいつは仕事をしないんだよ!」と、意識はその同僚に向いていました。
その意識を自分に向ける。
・あ、今自分は怒っている
・今、イライラしているな
・何で怒りが湧くんだろう
そうすると、同僚にイライラさせられているというよりは、自分の脳内で怒りが湧きおこっていることを改めて実感します。
この、意識を自分に向けてみることが、仕事をしない同僚へのストレスを回避するための第一歩だったように感じますね。
方法②:自分の信念を疑ってみる
仕事をしない同僚へのストレスを回避した二つ目の方法は、自分の信念を疑ってみることでした。
信念 | 疑う |
仕事中は仕事に集中しなければならない。 | 嫌な仕事のために無理して体を壊すくらいなら、サボりながら自分のペースでやったほうがいいのかもしれない。 |
仕事の量に見合った給料であるべき。 | 会社全体から見たら自分と同僚の仕事量に大した差はないのかもしれない。それに、仕事が多ければそれだけ経験値は上がるから、得してる可能性もある。 |
仕事を頑張るのは当たり前。 | 仕事で成功したい人は仕事を頑張るのは当たり前だけど、そうじゃない人からしたら頑張らないのが当たり前。 |
イラっとしたときを思い返してみると、大なり小なりの自分の信念に相手が反してしまっています。「○○するべき」「□□しないといけない」「△△するのは当たり前」これは、ほとんど自分が作り出しています。
自分が正しいという思い込みを疑ってやることで、仕事をしない同僚へのストレスをある程度回避することができました。
方法③:仕事を重要なものから外す
仕事をしない同僚へのストレスを回避した三つ目の方法は、仕事を重要なものから外すことでした。
人は目や耳には入っていても、その人にとって重要なものしか見たり聞いたりしていません。正確にいうと重要なものしか意識上にあがらないようになっています。
たとえば...
- 同僚にこの髪型どう思う?って聞かれたけど、言われるまで同僚が髪を切ったことに気づかなかかった。
- 通勤するときにいつも通っている道だけど、今日の飲み会で来るまで、ここに居酒屋があることに気づかなかった。
- 明日のデートを楽しみに思う気持ちが強すぎて、今日は多少イヤなことがあっても全然気にならない。
このように、自分が無意識的に重要だと思っていること以外は、気にならないようになっています。裏を返すと、仕事を重要なもの以外に分類することで、職場で多少嫌なことがあっても気にならないようになるということです。
そこで、私は仕事に全く関係ない資格の学習をすることにしました。すると、仕事中も暇さえあればその資格のことしか考えていないから、自然と仕事をしない同僚のことなんてどうでもよくなっていきましたね。
まとめ
サボり同僚への対処法―失敗—
- 同僚の意識を変えようとする
- 上司にどうにかしてもらおうとする
- 配置換えをしてもらう
サボり同僚へのストレス回避法
- 意識を自分に向けてみる
- 自分の信念を疑ってみる
- 仕事を重要なものから外す
仕事をしない同僚にイライラしていると、仕事・会社・人生が嫌になってしまいますから、この記事が少しでもあなたの力になれることを願っています。