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悩まない脳の使い方

過去を変えたいと悩んでいる人に贈る!誰も教えない脳のメカニズム

2021年4月7日

過去を変える

サムライジマ@samuraijima @samuraijima

「もうこんな人生は嫌だ。」と過去を変えたいほど辛くて悩んでしまうことが、生きていると必ずと言っていいほど訪れます。そんなとき、どうしたらいいのでしょうか?実は、誰も教えてくれない脳のメカニズムに答えが隠されていました。

この記事の内容

  • 過去の解釈は変えられる
  • 記憶と感情のメカニズム
  • 過去にまつわる悩みを消す方法

 

過去を変えたいと悩むのはどんなこと?

悩む

「あのとき、ああしていればこんな人生じゃなかったのに」、「あんなことしなければ良かった...」このように過去を変えたいと悩んでしまうのは、どんなことでしょうか。

過去を変えたいと悩むこととは?

  • 友達に酷いことを言ってしまった
  • 親友を裏切ってしまったこと
  • 大学を途中でやめてしまってこと
  • 会社選びに失敗してしまったこと
  • この人と結婚しなければよかった
  • あの人に告白しておけばよかった
  • 投資に手を出さなければよかった
  • 真面目に貯金しておけばよかった
  • 借金なんてしなければよかった

過去の選択を悔やむこともあれば、過去の出来事をなかったことにしたいと思うこともある。こんなときは、ドラえもんにタイムマシンを借りたくなったり、映画やドラマのようにタイムトラベルで過去に戻れたらいいのにと思うことも少なくないでしょう。

 

過去を変えたいと悩んでいる人に贈る「過去は変えられる!」

過去を変える

「あんなことがなければ...」「別の道を選んでいれば...」このように、過去を変えたいと悩んでいるあなたに、この言葉を贈りましょう。

「過去は変えられる!」

とんちんかんなことを言っているように聞こえるかもしれませんから、正しく言いなおします。

「過去の解釈は変えられる!」

さすがに過去の出来事を変える方法はまだ知りませんが、「あの経験があったからこそ!」「あのときの選択は間違ってなかった!」と解釈さえ良いものに変われさえすれば何の問題もないのではないでしょうか。

 

さて、過去が良いものなのか、悪いものなのか...それは今の状況における解釈にすぎません。要するに、今が幸せなら過去は良いものに変わるし、今が不幸だと感じていれば過去が悪いものに感じてしまうということです。

とても失礼なことを言わせてもらうと、過去を変えたいと悩んでしまうのは「今が幸せじゃないから」なわけで、未来が幸せなものになれば、自然と「あんなことがあったから、考え方を変えられて今があるだ...」「なんだかんだ、あの選択は間違ってなかったな...」と過去が良いものに変わっていきます。

 

現在 過去の解釈
幸せ 良いもの
不幸 悪いもの

 

たとえば、ミュージシャンを目指している23歳の男性。彼は、ミュージシャンで成功することを夢見て、高校卒業後に上京してゴキブリがはびこるボロアパートに住みながら、アルバイトで生計を立てながら音楽活動を5年間続けていました。彼が30歳になったとき、この過去をどう評価するのか、状況別に4つのパターンを見ていきましょう。

パターン①

ミュージシャンとして成功した

「全く売れずに、収入もなくて、水で頭を洗ったり、バイトのまかない以外食べるものがなかった時期もあったけど、そのおかげで、今の成功を手にできて本当に良かった。」

パターン②

売れないミュージシャンを続けている

「もっと早く見切りをつけて、ちゃんと就職していれば、今頃、安定した生活を送れていたのに...」

パターン③

会社員として充実した生活を送っている

「昔は、ミュージシャンを目指して、ボンビーな生活を送ってたけど、そのおかげでお金をもらうありがたみがものすごくわかるし、いい経験だったな。」

パターン④

会社員としてストレス社会の渦中にいる

「こんな理不尽なことだらけで、人にこき使われるような人生を送るくらいなら、ミュージシャンになる夢を諦めずに続けていれば良かった...」

このように、振り返るときの状況によって、どんな過去でも良いものにも悪いものにも変わってしまいます。ということは、過去が良いものか悪いものなのかは、過去の出来事・選択自体にはなんの力もなくて、今もしくは未来の状況によって決まるということです。

 

このことから言えるのは、あなたが変えたいと悩んでいる過去は、まだ、悪いものだったとは言い切れませんよということです。

これから幸せを掴みとれば、必ず「あの辛い経験があったからこそ」「あのときこの道を進んで本当に良かった」と過去の解釈が良いものに変わりますから。

 

過去を変えたいと悩んでしまうときの脳のメカニズム

脳のメカニズム

未来を幸せなものにすれば、自然と過去も良いものに変わっていくことが分かりました。ここまでの内容で、「スッキリした!」という方は、ここからの内容は必要ないでしょう。だけど、「これから幸せになれるイメージさえも湧かない、この辛い気持ちを何とかして欲しい」という人は、ここから先はしっかりと目をこすってから読んで欲しい内容です。

 

勘違いされがちな脳のメカニズム

さて、過去の出来事や選択を変えたいとまで思うほど辛くて悩んでしまうときの、脳のメカニズムについて考えたことはありますか?

過去の記憶を思い出すとき、私たちは一つの映画を見ているかのように風景・音・匂い・人の表情・言葉などが一連のながれで頭のなかのスクリーンに映しだされ、そして感情をいだきます。

ここで錯覚してしまうのは、あたかも体験や出来事が一つのファイルにとまって保存されているかのように思えることです。だけど、実はそうではありません。

たとえると、冷凍食品みたいに出来上がった状態で保存されていて、食べたいと思ったときに電子レンジでチンするだけというわけではないということです。

 

過去のことで悩んでしまう脳のメカニズム

では、過去の出来事や選択を変えたいとまで思うほど辛くて悩んでしまうとき、私たちの脳ではどんなことが起こっているのでしょうか。

正しい脳のメカニズム

記憶とは、風景・音・匂い・人の表情・言葉などそれぞれ要素ごとに、それぞれ大脳新皮質だいのうしんひしつのなかの全く異なる場所に散らばって保存されている。そして、過去の記憶を思い出すとき、海馬かいば大脳新皮質だいのうしんひしつのいたるところからそれぞれ要素を引っ張り出してきて合成し、そのあとに扁桃体へんとうたいが感情を付け足す。また、よく思い出すことは前頭連合野ぜんとうれんごうやにパターンとして登録されて思い出しやすくなっている。

分かりやすくたとえると、手作り料理のように冷蔵室・野菜室・食品棚、それぞれ別の場所に保管している食材を、それぞれ取り出してきてから作っているようなものだということです。

そして、調味料で塩辛くしたり、甘くしたりするように感情を付け足す。それから、よく作る料理はレシピ帳に書きとめておいて、作りたいときにすぐに作れるようにしているんです。当然、レシピ帳には味付けまでしっかり書いてあります。

 

脳のメカニズムから言えること

この脳のメカニズムから言えることは、過去の記憶を思い出して出来事や選択を変えたいほど辛くて悩んでしまうときは、レシピ帳に「唐辛子 3本」と書かれているということです。

そこで、そのレシピ帳に書かれている調味料をマイルドなものに書きかえてあげれば、過去のことを思い出しても嫌な気持ちにならないようにすることができると思いませんか?

実は、過去の記憶に対する感情とは後付けしたものに過ぎませんから、ちょっとしたトレーニングで書き換えることができます。

その証拠に、大好物だった食べものを体調が悪いときに食べて、気持ちが悪くなったという体験をすると、その食べものを見ただけで嫌な気持ちになるようになることがあります。また、ずっと大嫌いだった食べものが克服できるのも、記憶に対して付加される感情が書き換わったことによるものなんです。

こんな話をすると、「食べものと一緒にするな!」と言われてしまいそうですが、メカニズムとしては同じだから、過去の出来事や選択に対する感情も同じように書き換えることは可能なんですよ。

 

過去を変えたいと悩んでしまうほど辛い気持ちを消す方法

記憶と感情

過去の出来事や選択を変えたいと悩んでしまうほど辛い気持ちを消す方法。その概要は、「過去の出来事や選択を思い出しても辛くない」という経験が繰り返されるとレシピ帳の調味料がマイルドなものに書き換わるというものです。

そのために、まず「嬉しい」や「楽しい」といったプラスの感情だけを引き出せるようにトレーニングします。そして、それができるようになったら、過去の出来事や選択に貼り合わせるようなイメージのトレーニングをします。あとは、これを繰り返すだけのとてもシンプルな方法です。

早速、3つのStepに分けて説明していきましょう。

 

Step1:プラス感情を用意する

最初にやることは、過去に「嬉しかったこと」や「楽しかったこと」、「心地よかったこと」などプラスの感情を5つ思い出してみて下さい。

たとえば

  • 希望の大学に合格して嬉しかった
  • 仕事で表彰されて嬉しかった
  • 初めての海外旅行が楽しかった
  • 富士急ハイランドが楽しかった
  • 夜勤明けのベッドは心地よかった

このように、過去のプラスな感情を5つ思い出してみて下さい。

 

Step2:プラス感情を引き出す

次に、さっき思い出したプラスの感情を1つに5分くらいかけて、再体験している気になるくらいまでプラスの感情を引き出してください。ポイントは心身ともにリラックスしているときにやることです。

これを、一日に2回、2~3日間やってみると、リアリティのあるプラスの感情を引き出せるようになります。

 

Step3:プラス感情と記憶を融合させる

最後にやることは、リラックスした状態でプラスの感情を引き出しながら、過去の辛い出来事や選択を思い出すことです。

辛くなりそうな予感がしたら、プラスな感情は5つ用意していましたから、次のプラスの感情を引き出して下さい。

これを1日5分。あとはこれを繰り返すだけです。「過去の出来事や選択を思い出しても辛くない」という経験が繰り返されると、今までは思い出すだけで辛かったのが、次第に和らいでいくことになります。

それに、抱く感情が変わると、また違った考え方もできるようになりますからおすすめです。

 

まとめ

以上になりますが、過去を変えたいほど辛いお悩みは吹き飛ばせそうですか?

「過去の解釈は変えられる!」

過去が良いものか悪いものか...それは、今が幸せなら過去は良いものに変わるし、今が不幸だと感じていれば過去が悪いものに感じてしまうということでした。

これから幸せを掴みとれば、必ず過去の解釈が良いものに変わっていきます。あなたが変えたいと悩んでいる過去は、まだ、悪いものだったと決まったわけじゃないことだけは、お忘れないように!

  • この記事を書いた人

samuraijima

1993年、福岡県生まれ。「職場のメンタルヘルスケア」を考える人。20歳から26歳まで会社員として働くなかで、社会が取り組む職場のメンタルヘルス対策に違和感を覚える。「この世は生きづらい」と感じている人に向けて、脳のメカニズムを中心とした悩みを紐解く糸口となる情報をお届けしています。

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